DAO(ダオ)《NFT用語集》
DAO(ダオ)とは
DAO(Decentralized Autonomous Oganaization)は分散型自律組織と言う意味です
頭文字を取りDAO(ダオ)と呼んでいます
従来の会社組織は中央管理者がいる中央集権型の組織でしたが
DAOは中央管理者がいない、組織のメンバーの投票で組織の意識決定をする分散型の組織です
社長・株主などが存在せず組織のメンバー全員で決定します
ガバナンストークン(DAOで使う暗号資産)を持っていると意思決定に関われます
DAOの意思決定・取引はブロックチェーン上で行われるため、不正や改ざんができません
スマートコントラクトで独自のルールを設定して多くの人が協力し合って運営します
※本来のDAOはコードで運営されます
また、従来の組織では実名での参加が常識でしたが、DAOは匿名で参加できて国籍や年齢性別など一切関係ない実力主義社会です
NFTのコミュニティはまだ本当のDAOではないけどこれからもっと進化していく組織なんだ
DAOを代表する組織
DAOを代表するものに「ビットコイン」があります。
ブロックチェーンを考案したサトシ・ナカモトが開始したDAOです
その一番の特徴は完全にコードで動いているところです
ブロックチェーン上で一定のるーるのもと多くの参加者によって管理運営されています。
DAOの問題点
DAOにも問題点は存在します。
- ハッキングのリスク
- 問題点の修正に参加者の合意が必要
- 法整備が整っていない
2016年にイーサリアムブロックチェーン上にあるDAOの「The DAO」でハッキング事件が発生し被害額は360万ETH(イーサ)※日本円で約52億円を盗まれました。
「The DAO事件」として知られていますが、DAOもハッキング被害にあうリスクがあることを意識する必要があります。
また、なにか問題点が発生した時にDAOは参加者の合意が必要になります。
そのため、意思決定に時間がかかり対応が遅れる可能性があります。
DAOの問題点の修正改善に時間がかかるという弱点です。
世界の国々でもDAOに関連する法整備は整っていません。
ハッキング被害に遭った参加者が補償を受けられない可能性があり、DAO側にもハッキングでの補償をする義務もありません。
DAOで暗号資産等を扱う場合は自己責任になることにご注意ください。
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このページのまとめ
- DAOは分散型自律組織
- 社長・株主など管理者不在の組織
- 意思は組織全体で判断
- DAOはコードで運営される
- DAOにもハッキングリスクがある
- 問題解決に時間がかかる
- 法整備が整っていないため自己責任で
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